今年第1~3四半期の経済犯罪事件8314件 前年同期比減少、知財権侵害事件数も被害額も大幅に減少

J091030Y6 2009年11月号(J123)

 内政部が発表した最新統計資料によると、今年1~9月で警察機関が摘発した経済犯罪事件は8,314件で、金額にして162.25億元。知的財産権侵害事件が大幅に減少したため、前年同期比それぞれ52件、51.70億元減少。容疑者1万2,033人を検挙、前年同期比1,139人増加したのは、金融犯罪容疑者が増えたためである。

 経済犯罪行為を防止し、合法な業者及び消費者の権益を保障するため、警察機関は積極的に不法な経済活動の取締りに取り組み、近年、摘発事件数は減少傾向を示している。

 1~9月の各種経済犯罪事件のなかで、知的財産権侵害事件が全体の47.5%を占め、最も多い。次いで金融犯罪事件が31.5%。両者だけで8割を占める。そして金額にしてみると、金融犯罪事件の47.3%、知的財産侵害事件の43.6%が比較的多い。前年同期比前者は37億元増加、後者は94億元と減少の幅が激しい。

 知的財産権侵害事件について、警察は主務官庁にあわせて、各種侵害事件の摘発に励んでいる。定期的な専門プロジェクト勤務のほか、不定期的に全国一斉実施の「模倣品・海賊版撲滅専門プロジェクト(緝仿専案)」取締活動もある。今年1~9月で3,949件を摘発、容疑者4,293人を検挙、被害総額70.69億元。前年同期比737件、833人、93.63億元減少。そのうち、商標法違反は1,879件、2,101人、9.98億元。著作権違反は2,070件、2,192人、60.71億元と金額が際立って大きい。(2009.10)

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