ルクセンブルクと金融監理MOUに調印、更なる市場開放への第一歩

J100824Y8 2010年9月号(J133)

 我が国金融監理委員会(以下、金管会)は8月23日、ルクセンブルクの金融セクター監督委員会(Commission de Surveillance du Secteur Frinancier)と金融市場の監理協力に関する覚書に調印したことにより、両国は互恵原則に基づき、関連法規の対比及びファンドの監督・管理に関する覚書の調印を通じて、ファンドマネジメントや市場開放で協力関係を強化する。

 台湾における外国ファンド規模はおよそ新台湾ドル2兆元(1元=2.6円)余りで、そのうちルクセンブルクの業者が募集するファンドだけで77%を占め、1.6兆元余りに達する。覚書調印後、金管会がルクセンブルク現地のファンド運用会社の詳細を把握しようとするときは、ルクセンブルク金融当局に協力を求めることができ、我が国投資家の権利確保に大いに寄与する。またファンドに関する覚書の調印ができれば、台湾投資信託業者も向こうでファンドを募集・販売することができる。

 今のところ、金管会は36か国・地域の42の金融監理機関と異業種或いは単一業種の金融監理について何らかの形で協力関係を築いている。(2010.08)

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