ソニー、高雄にゲームソフト人材育成センターをオープン

J101021X5 2010年11月号(J135)
ソニー傘下の「台湾索尼電脳娯楽公司(ソニー・コンピュータエンターテイメント台湾、以下SCET)」はハードウェア開発業者の正崴精密工業(Foxlink)、並びに財団法人資訊工業策進会(資策会)が投資する資鼎中小企業開発(Trinity Investment Corporation)と提携に関する覚書(MOU)を交わした。これはゲーム産業、クリエイティブ産業、デジタルコンテンツ産業における日台提携となり、今後世界市場に進出して新たな局面を切り開くことを目指していく。また、これはソニーにとって台湾における初の動画ゲーム大型投資プロジェクトであり、ソニーが世界最先端の技術水準を誇るプレイステーション(PS)シリーズのゲーム開発プラットフォームを提供するため極めて大きな意義を持つ。
 高雄の駁二芸術特区に位置するSCETの「PlayStation育成中心台湾」は2010年10月20日にオープンし、今後は台湾ゲームソフト産業の人材を育成していく。高雄はソニーグループにとって台湾における重要なゲームソフト人材育成の拠点となる。
 SECT総裁(プレジデント)の安田哲彦氏によると、今回の投資は台湾の知的財産権保護が世界各国に認められたことを象徴するものであり、ソニーを含むボーダレス企業が今後台湾に進出し、有名な「ロールプレイ」ゲームの中国版が台湾で誕生する可能性が出てきたといえる。安田総裁は15年前の台湾とは全く状況が変っていると強調している。(2010.10)
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