世界銀行の投資環境レポート 台湾の投資環境は世界33位、13ランクアップ
J101105Y8 2010年12月号(J136)
世界銀行が「2011年投資環境レポート(World Bank Doing Business)」を発表した。シンガポールは5年連続で首位に輝いた。台湾は世界183の経済体の中で33位にランキングされ、昨年の46位から13ランクアップし、過去最高の順位となった。
行政院によると、台湾の順位はここ3年連続して上昇しており、一昨年の61位から昨年の46位へ、さらに今年は33位に上昇し、これは政府による投資環境改善が前進したことを示すものだといえる。
今年の上位10ヵ国の顔ぶれは昨年と比べて大きな変化はなく、英語系の国が多く含まれている。1位から順に、シンガポール、香港、ニュージーランド、英国、米国、デンマーク、カナダ、ノルウェー、アイルランド、オーストラリアとなっている。(2010.11)
主要な国家・地域の2011年投資環境ランキング | ||
2011年の順位 |
経済体 |
2010年の順位 |
1 |
シンガポール |
1 |
2 |
香港 |
3 |
3 |
ニュージーランド |
2 |
4 |
英国 |
4 |
5 |
米国 |
5 |
6 |
デンマーク |
6 |
7 |
カナダ |
8 |
8 |
ノルウェー |
10 |
9 |
アイルランド |
7 |
10 |
オーストラリア |
9 |
16 |
韓国 |
19 |
33 |
台湾 |
46 |
79 |
中国 |
89 |
注:2010年の順位は昨年発表された順位。今年は「労働者雇用」の項目が削除されている。世界銀行は2010年の順位を調整して再度発表している。 (資料出所:世界銀行) |