立錡が力智の特許権侵害訴訟で勝訴、賠償金は1,505万新台湾ドル

アナログIC最大手である立錡科技股份有限公司（Richtek Technology Corp.、以下「立錡」）の公告によると、台湾士林地方裁判所は力晶科技股份有限公司（Powerchip Technology Corporation）傘下のパワーマネジメントICメーカー、力智電子股份有限公司（uPI Semiconductor Corp.、以下「力智」）が立錡の特許権を侵害したという主張を認め、立錡へ賠償金1,505万新台湾ドルの支払いを力智に命じた（士林地方裁判所民事判決97智3）。
　立錡側は、2007年11月に士林地方裁判所に対して特許権侵害訴訟を提起し、力智の一部のパワーマネジメントICチップが立錡の特許公告第552767号特許と第561326号特許を侵害したと主張していた。
　一方、力智側は今回の判決で立錡が主張している特許権を侵害しておらず、自社の権利を守るために知的財産裁判所へ上訴するよう弁護士に委託したとしている。(2010.12)