仏デカトロンが台湾に投資、台中に運営本部を設置

J101201Y8 2011年1月号(J137)
世界第二の規模を持つスポーツ用品リテーラー、仏デカトロン(DECATHLON)が台中に台湾地区の運営本部を設置することを決定した。5年以内に120億新台湾ドル余りを投資し、台湾全土に10~12店舗の大型フラッグシップショップをチェーン展開する計画。12月中旬に台中市政府と契約手続きを完了することにしている。
 フランスに本部を置くデカトロンはOXYLANEグループ傘下の企業で、1976年に設立された欧州最大、世界第二の規模を持つスポーツ用品リテーラー。現在世界に490ヵ所の販売拠点があり、欧州、南米、アジアに分布しており、年商は2,300億新台湾ドル相当に上る。
 20年前デカトロンは台中に台湾調達センターを設置し、自転車、サーフィンボード等のスポーツ用品や紡績品等を調達してきた。調達先は力鵬(Li Peng Enterprise Co., Ltd.)、艾鉅(Agit Global Inc.)をはじめ100社以上に達し、2010年台湾からの調達額は34億新台湾ドル余りに上り、2011年も38億~40億新台湾ドルに成長することが予測されている。
 デカトロンによると、台湾のフラッグシップショップ1号店は台中市第八再開発地区の南苑駐車場に設置する。投資額は10億新台湾ドルで、2011年初めに着工し、年末には竣工して営業を開始する。売り場面積は約2,400坪。
 台中での運営本部の設置を率先して表明したデカトロン以外に、スウェーデンのIKEA、ドイツのMelchers、香港の信和グループ(Sino Group)、シンガポールの豊隆グループ(Hong Leong Group)等も投資を計画している。 (2010.12)
TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor