米クアルコムが約10億米ドルで台湾に「ミラソル」ディスプレイ工場新設

J110104X5 2011年2月号(J138)
世界の通信設備大手、クアルカム(Qualcomm)は初の対台湾投資計画を始動している。同社は今年約10億米ドル(約300億新台湾ドルに相当)を投じて、中小型サイズの「ミラソル(Mirasol)」反射型ディスプレイ工場を新設する。世界初の中小型「ミラソル」ディスプレイ工場が建設されるのは、新竹サイエンスパークに属する龍潭サイエンスパークで、次世代製品を発展させていく計画。
 台湾は世界ITC産業の重要な生産基地であり、世界ITC製品にとって重要な指標となる市場でもある。クアルコムは世界の通信設備業界をリードする企業であり、台湾のITC業界とは密接な提携関係を築いている。近頃電子ブックリーダー等のハンドヘルドデバイスの需要が高まるのにともない、クアルコムでは次世代ディスプレイの開発に力を入れ、マイクロ-電子-機械システム(MEMS)技術を基盤にして消費電力が低く、反射率が高い「ミラソル」パネルの開発に成功した。
 クアルカムの画期的な「ミラソル」ディスプレイ技術は台湾ディスプレイ産業チェーンをさらに成熟させ、台湾フラットパネルディスプレイ技術向上の一助となり、台湾の次世代ディスプレイ産業発展に有利となるだろう。 (2011.01)
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