世界のICT企業トップ250、台湾が18社を占めて3位

J110302Y8 2011年4月号(J140)

 経済建設委員会は経済協力開発機構(OECD)が2010年12月に発表した「情報技術アウトルック2010(Information Technology Outlook 2010)」を引用して以下のように述べている。世界のICT企業上位250社(Top 250 ICT 【Information and Communication Technology】 firms)(2009年売上高で比較)のうち、台湾は18社を占め、同番付に入った44の経済体のなかで3位となった。これは米国の75社、日本の52社に次ぐものであり、その他の「アジアの龍」(韓国6社、香港4社、シンガポール2社)やBRICs(ブラジル6社、ロシア2社、インド5社、中国4社)を大きく上回っており、台湾ICT産業が世界のサプライチェーンにおいて重要な地位を占めていることを示すものだ。
 OECDは、インターネット経済の成長がICT企業のイノベーションによって牽引されていると強調している。2000~2009年における研究開発費の年成長率の上位10社において、台湾の鴻海(Hon Hai Precision Ind.Co.,Ltd.、成長率34%)、光宝(Lite-On Technology Corporation、31%)、仁宝(Compal Electronics, Inc、30%)がそれぞれ5、6、9位に番付されている。大同(Tatung Co.、28%)も13位に入っている。経済建設委員会は、台湾のICT産業の実力が今回の金融危機の打撃を受けていないことを示すものだと強調している。(2011.03)

TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor