サイバーエージェントから巨額投資、「愛評網」の市価は1億新台湾ドルを突破

J110401Z7 2011年5月号(J141)

 台湾ネット産業が再び海外ファンドから注目を集めた。有名なレストランレビューサイト「愛評網(iPeen)」はサイバーエージェント・ベンチャーズ・チャイナ(日本サイバーエージェントの子会社、以下「CA」)から100万米ドルの投資を獲得し、サイトの市価総額は1億新台湾ドルの大台を突破したと発表した。
 CAは近年アジアのネット産業に対して積極的に投資を行っているベンチャーキャピタルで、台湾ではSNS「愛情公寓(iPartment)」の中国サイト事業にも投資している。
 CAはSNSへの投資が多く、すでに日本最大のSNSである「Mixi」や中国のレストランレビューサイト「飯桶網」、動画サイト「土豆網」、Androidゲームサイト「機鋒網」などを含む70社以上に投資している。
 愛評網によると、今回の資金獲得で中部及び南部での投資を加速できる。従来、愛評網が経営する店やレストランの多くが北部に集中してきたため、元来の計画では今年第3四半期に中南部に拠点を設置する予定だったが、すでに前倒しで計画が始動している。3月には台中にオフィスとチームを設置しており、続いて南部にも進出する予定。(2011.04)

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