BFAアジア競争力レポート、台湾はアジアで2位

J110407Z8 2011年5月号(J141)

 ボアオ・アジア・フォーラム(中国語名:博鰲亞洲論壇、英語名:Boao Forum for Asia、略称BFA)の研究院が初めて「2011年アジア競争力年度レポート(Asian Competitiveness Annual Report 2011)」を発表した。それによると台湾は35アジア経済体のなかで2位にランキングされ、「人的資本(Human Capital)と革新」指標に関しては首位となった。
 BFAは10年目を迎え、今年初めて発表された「2011年アジア競争力年度レポート」はBFAの研究院が中国国際経済交流センター(China Center for International Economic Exchanges)の研究チームに委託して作成したもの。同センター研究部の王軍処長によると、同レポートはアジアの主要経済体及び上場企業の競争力をトータルに調べたもので、国際的影響力を持つ経済体及び企業の競争力ランキングを作成し、競争力を示す指針となることを目指している。
 経済体の競争力評価指標は、「商業行政效率」、「インフラ」、「マクロ経済」、「社会の発展水準」、「人的資本と革新」の5項目。台湾は35アジア経済体において韓国に次ぐ2位となり、それに日本、シンガポール、香港が続いている。レポートによると、台湾の最大の競争力は「人的資本(教育)と革新」にある。台湾の高等教育機関への進学率はアジアで2位、革新に関する潜在力は1位となっており、国民1人あたりの特許件数も上位に入っている。
 アジアの上場企業競争力に関しては、調査対象企業数が1万2700社余りで、合計300社がランキングされ、台湾企業は15社が入っている。台湾企業上位5社は鴻海科技(Hon Hai Precision Ind.Co.,Ltd.、33位)、台湾積体電路(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd.、80位)、台塑石化(Formosa Petrochemical Corp.、111位)、広達電脳(Quanta Computer lnc.、124位)、中華電信(Chunghwa Telecom Co., Ltd.、129位)。(2011.04)

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