IMD世界競爭力ランキング、台湾は6位

J110519Z8 2011年6月号(J142)

 スイスローザンヌの経営開発国際研究所(International Institute for Management Development, IMD)が発表した2011年世界競争力ランキングによると、台湾は昨年の8位から6位に上昇し、過去最高を記録している。
 IMDの世界競争力ランキングは「経済のパフォーマンス」、「政府の効率性」、「企業の効率性」、「インフラ」の4分野、全331項目の指標で構成されており、世界59ヵ国の競争力を評価の対象としている。台湾に対する今年の評価をみると、「政府の効率性」だけが4ランクダウンしているが、「経済のパフォーマンス」は8ランクアップ、「インフラ」は1ランクアップ、「企業の効率性」は横ばいで3位を維持している。
IMDは台湾について、有効に金融ツナミの衝撃を防御し、その経済のパフォーマンスは低迷後急速に好転していると評価している。(2011.05)

アジア各国のIMD競争力順位(2007-2011年)

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

台湾

18

13

23

8

6

韓国

29

31

27

23

22

香港

3

3

2

2

1

シンガポール

2

2

3

1

3

日本

24

22

17

27

26

中国

15

17

20

18

19


台湾のIMD競争力順位(2007-2011年)

 

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

総合順位

18

13

23

8

6

経済パフォーマンス

16

21

27

16

8

政府の効率性

20

16

18

6

10

企業の効率性

17

10

22

3

3

インフラ

21

17

23

17

16

*スイスローザンヌの「経営開発国際研究所(IMD)」は世界に名高く信頼できる競争力評価機関で、IMD世界競爭力ランキングが毎年1回発表される。1989年に初めて発表されて以来23年の歴史を持つ。1989年から世界競争力報告を発表し、1994年には世界競争力ランキングに改められ、現在59ヵ国を評価対象としている。その定期的に発表される世界競争力報告は各国の施政における重要な参考資料となっている。

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