BERI、台湾の投資環境は世界4位

J110610Y8 2011年7月号(J143)

 米国のビジネス環境リスク評価会社(Business Environment Risk Intelligence:BERI)が発表した2011年第1次(4月分)「投資環境リスク評価報告」によると、台湾の「投資収益機会総合指数(Profit Opportunity Recommendation)」の得点は72点で評価対象である世界50ヵ国のうち、シンガポール、スイス、ノルウェーに次いで世界4位となった。またアジアでは2位となっている。BERIによると、台湾は1Bクラスの「投資に適した地区」と格付けされた。
 また台湾の「オペレーションリスク指数(Operation Risk Index)」は前回の評価と同じ世界3位となった。得点は71点で、前回に比べ1点上昇している。これは主に景気が回復し、ビジネスの見通しが明るく、投資に対しても楽観的な見方が強く、昨年(2010年)の経済成長率が10%を上回ったため。今年は経済成長が減速するものの、民間消費はここ7年のピークに達することが予測される。
 台湾の「政治リスク指数(Political Risk Index)」は世界8位(61点)で、3ランクアップ、1点上昇している。アジアでは2位で、シンガポールに次いでいる。BERIによると、台湾の政治リスクは有効に制御されている。台湾は大規模な経済統合を達成するため、中国と交渉し続けるだろう。
 台湾の「外貨支払い能力要因(Remittance and Repatriation Factor)」に関しては世界3位(85点)に番付され、順位及び得点はともに前回(2010年第3次)の評価と変わらず、スイス、シンガポールに次いでいる。アジアでは2位となっている。(2011.06)

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