米国特許取得数で IBMが19年連続首位、 鴻海は世界9位

　特許データベースの大手、IFI CLAIMS Patent Servicesが「2011年米国特許取得数トップ50社（2011 Top 50 US Patent Assignees）」を発表した。2011年に米特許商標局（USPTO）は合計22万4505件の特許を発行し、過去最高記録を更新した。前年比で2％増加している。世界最大規模を誇るコンピュータ関連サービス・製品サプライヤのIBMは合計6180件(前年比約5％増)の特許を取得し、19年連続で首位を獲得している。サムスン電子が4894件（同8％増）でIBMを追い上げている他、キャノンが2821件（同11％増）を取得しマイクロソフトを抜いて3位に躍り出た。パナソニック、東芝はそれぞれ１ランクずつ上昇して4位、5位となった。台湾の鴻海（Hon Hai Precision Industry）は1514件を取得し、9位にランキングされた。これは同社にとって過去最高の順位であるだけではなく、台湾企業としては初めてのトップ10入りとなった。アジア企業（日本、韓国、台湾）は最も勢いのあるグループであり、トップ10では8社、トップ50では25社がアジア企業で占められている。（2012.01）