台湾の投資環境ランキングは世界3位

J120111Y8・J120110Y8 2012年2月号(J150)


 米国のビジネス環境リスク評価会社(Business Environment Risk Intelligence:BERI)が発表した2011年第3次「投資環境リスク評価報告」によると、欧州債務危機と米国経済の衰退の影響を受けて、今回は多くの国に対する評価、とくにオペレーションリスク指数(Operation Risk Index)と外貨支払い能力要因(Remittance and Repatriation Factor)がやや下がっている。台湾の投資収益機会総合指数(Profit Opportunity Recommendation、POR)の総スコアは73点(前回と同じ)となり、ノルウェーと並んで3位にランキングされた。評価された世界50の主要国家において、台湾はシンガポール、スイスに次いで3位、アジア地区では2位にランキングされている。
 台湾のオペレーションリスク指数はスコアが72点(1ポイント後退)で、シンガポールに次いで世界2位(前回と同じ)となった。アジアでも2位。BERIによると、台湾のオペレーション条件は整っており、インフラ投資を今後2年間にわたって拡大し続け、さらに多くの刺激策が採用され、インフラ整備計画が加速されるだろう。
 台湾の政治リスク指数(Political Risk Index)は前回比1ランクアップの世界6位となった。総スコアは62点で、前回より1点上昇している。アジア地区では2位で、シンガポールに次いでいる。
 外貨支払い能力要因はシンガポール及びスイスに次いで世界3位(前回と同じ)。スコアは84点となり、前回比で1点後退している。アジア地区では2位にランキングされた。BERIによると、台湾の外貨支払い能力要因は依然安定した水準を維持している。(2012.01)

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