台湾イスラエル農業交渉で大きな前進！　台湾の植物新品種権がイスラエルで保護請求可能に

　行政院農業委員会によると、3年余りにわたる台湾イスラエル農業交渉は、ついに大きく前進した。イスラエルが台湾に植物新品種権を付与することに同意したため、台湾の植物育種者はイスラエルで保護を請求することができる。
　イスラエルの農業農村発展省からの書簡によると、農業大臣はすでに公文書に署名し、イスラエルは台湾育種者からの植物新品種権保護請求を受理することに同意した。、今後、台湾育種者がイスラエルで植物新品種権の保護を請求する場合は、事前にイスラエルの貿易商や代理店に使用許諾を行う必要がなくなり、イスラエルで新品種を販売すると同時に現地業者によって権利を侵害される心配がなくなる。
　農業委員会の説明によると、イスラエルのラン（蘭）産業が発展しつつあることに鑑み、台湾のランの品種が植物新品種権を侵害されることを防止するため、農業委員会は2007年からイスラエルと交渉を進めてきた。イスラエルが台湾胡蝶蘭育種権者による現地での植物新品種権保護請求を受理するようになれば、双方の業者が提携を進める誘因となり、近隣の西アジアや欧州の市場を共同で開拓するようになるだろう。（2012.02）