BFA「2012年アジア競争力年度レポート」で台湾2位

J120322Z8 2012年4月号(J152)
ボアオ・アジア・フォーラム(中国語名:博鰲亞洲論壇、英語名:Boao Forum for Asia、略称BFA)が3月21日北京にて「2012年アジア競争力年度レポート(Asian Competitiveness Annual Report 2012)」を発表した。台湾は人的資本(教育)と革新という二つの強みをそなえ、アジア経済体の総合競争力評価で2位を獲得した。その他のアジア諸国の順位はシンガポールが1位、香港が3位、日本が4位、韓国が5位、中国が10位となっている。
 レポートによれば、シンガポールは東南アジアにおいて最も活力あふれる経済体であり、現在も従来の競争力をそなえている。台湾の最大の強みは「人的S資本(教育)と革新」であり、また香港は中国経済に依存する後背地として極めて高い競争力をそなえる経済体である。
 レポートの分析によれば、台湾の高等教育機関への進学率はアジアでは韓国に次いで2番目に高く、優れた高等教育によって革新力が高められている。人口100万人あたりの特許件数はアジア経済体の中で最も多い。中国の順位は今(2012)年、10位にランキングされ、昨(2011)年から1ランクアップした。中国の順位が上昇した要因は、「マクロ経済」と「社会の発展水準」が大きく上昇したことだと指摘されている。
 BFAは37のアジア経済体について、昨(2011)年の「マクロ経済」、「社会の発展水準」、「商業行政效率」等のパフォーマンスを評価し、上記のレポートを発表した。
 また同レポートでは、アジア上場企業の総合競争力についても評価している。アジア上場企業の昨(2011)年総合競爭力トップ300社に、台湾企業は14社が入っている。そのうち欣陸投資控股(Continental Holdings Corp.)が13位で、台湾上場企業の中では順位が最も高い。その他に合勤投資控股(Unizyx Holding Corp.)、鴻海(Hon Hai Precision Ind.Co.,Ltd.)、台湾積体電路(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd.)、台塑石化(Formosa Petrochemical Corp.)、広達電脳(Quanta Computer lnc.)、友達光電(AU Optronics Corp.)、奇美電子(Chi Mei Corporation)等もトップ300社に番付されている。(2012.03)
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