ジュネーブ国際発明展で金賞45特別賞8、最多記録を更新

J120422Y1 2012年5月号(J153)

 世界最大規模を誇るジュネーブ国際発明展(Exhibition of Inventions Geneva-Palexpo)から、台湾参加チームに関する速報がもたらされた。2012年は8点が特別賞を受賞し、ここ40年の最多記録を更新した。また金メダル45個、銀メダル52個、銅メダル25個を獲得し、3年連続で世界一の受賞数となった。受賞率も97.6%に達し、最高記録を更新している。
 台湾発明協会によると、台湾の受賞作品が世界各国から集まった優秀な発明品の中でも特に突出したことは喜ぶべきことだ。台湾では近年学校、政府機関のいずれも研究開発を重視しており、これが世界における台湾発明品の好成績につながった。
 省エネ・CO2排出削減や環境保護の意識が台頭してきた影響を受けて、台湾が今年受賞した特別賞8点のうち3点は、省エネ設計が審査員に高く評価されたものだ。台北城市科技大学(Taipei Chengshih University of Science & Technology,TPCU)電機学部の蔡彦欣助教授が発明した「省エネ制御機能付き照明器具」は、24時間照明が必要な大型店舗で使うと電気料金を月に1万新台湾ドル近く節約できるため、ルーマニア特別賞を受賞した。呉鳳科技大学(WuFeng University,WFU)の蔡宏栄研発長(R&Dオフィス責任者)が設計した「微風発電設備」は強い海風が吹く沿岸部に設置する必要がなく、微風で発電できるため、タイ特別賞を受賞した。また大曜光電股份有限公司(TIA Technology Co., Ltd.)の林聖梁董事長はエネルギーを自ら生産できる電灯を発明し、韓国特別賞を獲得した。
 今回は中国が初めて政府主導で参加し、受賞数で世界3位となった。ちなみに2位はロシア。(2012.04)

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