スワロフスキー商標権侵害で施華洛婚紗が敗訴

J120420Y2 2012年5月号(J153)
リヒテンシュタインのスワロフスキー社(中国語名:列支敦斯登商・施華洛世奇股份有限公司、外国語名:SWAROVSKI AKTIENGESELLSCHAFT)が施華洛婚紗攝影有限公司(以下「施華洛婚紗」)を商標権侵害で告訴していた事件について、知的財産裁判所は施華洛婚紗に敗訴の判決を下し、商標の取消と、会社登記名及び商標の変更を命じた。【知的財産裁判所民事判決-100,民商訴,44-20120411】
 判決文によると、施華洛婚紗はスワロフスキーの商標専用権を侵害しており、「施華洛」又は「施華洛世奇」と同一又は類似した文字を会社名の一部に使用してはならないため、社名の登記を「施華洛」、「施華洛世奇」と同一ではないもの又は類似しないものに変更すべきである。
 また施華洛婚紗は「SWAROVSKI」、「SWARO」と同一であるもの又は類似したものをサイトURLに使用してはならないため、「http://www.swarov.com.tw」の登記を取り消す必要がある。さらに「施華洛」、「施華洛世奇」、「SWAROVSKI」の文字又はスワンの図案を看板、名刺、広告、サイト及びその他の販売関連物品に使用してはならない。新聞に謝罪広告を掲載する必要もある。
 スワロフスキー側の主張によると、1987年同社はSWAROVSKIとスワンの商標を登録して商標権を取得し、経済部から著名商標と認められている。施華洛婚紗は2004年10月からスワロフスキーの知名度と信用を利用して利益を得、商標権を侵害してきた。これは公平交易法(公正取引法)違反にあたる。
 知的財産裁判所は審理の結果、「施華洛婚紗」及びそのURLは、スワロフスキーの商標権を侵害しているため、施華洛婚紗にすべての侵害行為を停止すべきであるとの判決を下した。(2012.04)
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