台中ソフトウェアパークが5月15日着工、投資誘致は80億新台湾ドル

J120516Y8・J120515Y8 2012年6月号(J154)

 台湾南北のソフトウェアパーク(南港ソフトウェアパークと高雄ソフトウェアパーク)を結ぶ台中ソフトウェアパーク(台中軟体園区)では5月15日に着工式が行われた。同パークが完成すると、5,000人以上の就業機会を創出、80億新台湾ドルの投資を誘致し、年生産額は150億新台湾ドル以上に達すると予測されている。
 経済部の施顏祥部長によると、台中ソフトウェアパークの開発に関して経済部と国有財産局は新しい提携方式を採用している。国有財産局が土地を提供、経済部の加工輸出区管理処が開発を担当し、得た地代は双方がそれぞれ取得するというもの。このようなウィンウィンをもたらす新しい提携方式は、経済部の産業パーク開発において主流となっている。
 台中ソフトウェアパークでは2012年5月に開発と投資誘致が開始された。同パークは台中市大里区に位置し、面積は4.96ヘクタールに達し、情報ソフトウェア産業専用区として位置づけられている。交通の便がよく、機能は万全で、学術研究のソースに恵まれ、水と電気も十分に供給でき、クリーンでクリエイティブなIT産業クラスタ形成に適する等の特長を有する。また、施部長は情報通信サービス産業、クリエイティブ産業、中国語電子取引産業、クラウドコンピューティング産業並びに設計、研究開発、検査等の知識密集型産業による同パークへの投資を希望している。
 施部長はさらに、台北の南港ソフトウェアパークでは第3期開発が完成し、高雄ソフトウェアパークでは8割の投資誘致に成功しているのに加えて台中ソフトウェアパークが着工したため、台北と高雄のソフトウェア産業をつなぐ「台湾ソフトウェア産業の黄金の三角地帯」が形成され、台湾の「ソフト経済」は大きく前進するだろうと述べた。(2012.05)

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