日ゲーム、アニメ産業が台湾で提携先探し 「架け橋」で4組マッチングに成功

J120718Y8 2012年8月号(J156)

 経済部工業局と日本の交流協会は双方のデジタルコンテンツ産業交流を促進するため、7月17日「日台産業提携架け橋プロジェクト(台日産業合作搭橋方案)」の一環として「2012年デジタルコンテンツ産業フォーラム及びマッチング商談会」を開催した。今回は「日台提携の新たな契機を探す」をテーマとし、「日台協力で黄金トライアングルを創出 — 台日中提携事例から日台提携の新モデルを探す」、「無形の創意を発掘し、有形の商機を作る — 台日中の市場経験から見る」及び「肖像及び幼児教育の商機で、デジタルコンテンツの新未来を起動」を3本の主軸として提携関連議題を討論した。
 今回の活動では、日台提携のための最適なプラットフォームとパイプを提供し、日台産業提携を促進することを目指した。日本のアニメ制作最大手である白組(Shirogumi Inc.)、NHKメディアテクノロジー、凸版(TOPPAN)グループ、デジタル・フロンティア等15社が参加し、台湾企業と一対一の企業マッチング(延べ120回以上)が行われた。
 2011年にポストECFA効果が現れる中、デジタルコンテンツ産業の投資誘致も大きな成果をあげ、海外や中国との大型提携案件25件が成立した。投資総額は計53億新台湾ドルに上り、2010年比で195%増加した。その中でも日台デジタルコンテンツ産業は急速に発展しているため、多くの投資案件が成立している。
 今回のマッチング商談会でも、オンラインゲームの株式会社Aiming(エイミング)が台湾支社を設立し、スマホ向けゲームを開発することになった。ゲーム大手のカプコン(Capcom)も台湾に研究開発センターを設置する。工業局によると、台湾の人材は創造力に溢れ、中国語の要素を組み入れることができるため、中華文化を持つゲームを共同開発できる。i-Learning Networkは立碁(Ligitek Electronics Co., Ltd.)と新会社(投資額6000万新台湾ドル)を設立し、学習クラウド領域において、オンライン教育事業を展開することを確定した。当初は日韓教育市場を主に開拓し、最終的には経営モデルを中国市場へ移転して開拓する計画。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は得利影視(Deltamac (Taiwan) Company Limited)に投資し、アジアの動画音楽エンタテイメント事業を共に発展させていく。(2012.07)

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