2012台北国際発明展及びテクノマート見本市　開催規模は史上最大

　「2012台北国際発明展及びテクノマート見本市（2012 Taipei International Invention show and Technomart）」は9月20～23日、台北世界貿易センター第一展示ホールにて開催される。同展は今年（2012年）で8回目を数え、世界26ヵ国の700社余りが1,079のブースを使って出展する。展示規模と出展国数はいずれも最高記録を更新している。
　今年の展示テーマは｢インテリジェント・ライフ｣。情報通信とクラウド技術との融合、ICT産業、創意美学、コンビニエント・ライフ、バイオメディカル・介護等の領域で、2,000件の作品と技術が発表される。また、「発明特許の産業化」政策の宣伝を強化するため、今年は発明特許の産業化に関するインフォメーションサービスエリアも増設した。政府の専門顧問団が発明家に情報とサポートを提供し、世界の躍進的な発明技術の取引及び育成のためのプラットフォームを構築する。
　「アンドロイド系スマホを体感コントローラ携帯電話端末にする」、「導電繊維でセーター、マフラー、手袋をつくることで、冬でも静電気に煩わされることはない」、「フランスの高級レストランにいかなくても高級キノコ類のグルメを楽しめる」などの多種多様な新しく実用的な展示品が登場する。
　「2012台北国際発明展及びテクノマート見本市」は「発明コンテスト」と「テクノマート」の展示エリアに分けられ、「発明コンテスト」エリアでは個人、企業、学校及び研究機関がここ4年に特許を取得した作品を合計946点展示するとともに、国内外の専門家を審査員として招き、発明コンテストを開催する。「テクノマート」エリアでは、経済部、国防部、教育部、国家科学委員会、農業委員会に所属する研究機関や国内外の産学研組織から構成される13のパビリオンで、産学研組織による革新的な研究成果1200点以上が展示される。（2012.09）