2012年世界経済自由度レポート 「台湾は15位」

J120920Y8・J120919Y8 2012年10月号(J158)

 米国ケイトー研究所(CATO Institute)が9月18日に「2012年世界経済自由度レポート(Economic Freedom of the World:2012 Annual Report)」を発表した。それによると、調査対象である世界144の国・地域のうち、台湾は世界15位にランキングされ、前年比で15ランク上昇し、過去最高の順位となった。今回のランキングにおける1位は香港、2位がシンガポール、3位がニュージーランドだった。
 2012年世界経済自由度ランキングは「政府の規模」、「司法制度と財産権」、「通貨の健全度」、「国際貿易の自由度」、「法規制度」等の5つの指標と42の調査項目から構成されている。台湾は「外貨通貨を所有する自由度」、「ブラックマーケットの為替レート」、「銀行利率のコントロール」、「労働時間に関する法規」の4調査項目において満点(10ポイント)を獲得した。
 台湾は今年(2012年)、「政府の規模」が32位(25ランク上昇)、「司法制度と財産権」は41位(1ランク上昇)、「通貨の健全度」が14位(9ランク後退)、「国際貿易の自由度」が27位(11ランク上昇)、「法規制度」が42位(7ランク上昇)と評価された。
 144の国・地域の中で、スイスが3年連続で4位、オーストラリアとカナダは同じく5位、7位~10位はそれぞれバーレーン、モーリシャス、フィンランド、チリの順となっている。
 経済建設委員会によると、ケイトー研究所が2012年発表したレポートは主に2010年のデータを引用したものであり、近年台湾当局は積極的にビジネス環境を改善してきたため、来年(2013年)は順位がさらに上がる余地があると予測される。(2012.09)

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