BERI「台湾の投資環境は世界4位」

J121001Y8・J121001Z8 2012年10月号(J158)

 経済部によると、米ビジネス環境リスク評価会社(Business Environment Risk Intelligence、略称 BERI)の2012年第2次(8月分)「投資環境リスク評価報告」において、台湾の「投資収益機会総合指数(Profit Opportunity Recommendation、略称POR)」の総スコアは72点で、評価対象世界50ヵ国のうちシンガポール、スイス、ノルウィーに次いで世界4位、アジアでは2位にランキングされた。
 BERIが作成するPORは「オペレーションリスク指数(Operation Risk Index)」、「政治リスク指数(Political Risk Index)」、「外貨支払い能力要因(Remittance and Repatriation Factor)」という3つの指数で構成されており、台湾は「1B」に格付けされた。BERIは台湾に関して投資家に「投資コミットメントの維持」をアドバイスするとともに、台湾は積極的に対外貿易関係を推進していき、米国とのFDA交渉も早く推進されることが期待され、さらに(台湾と中国との)両岸関係は今後2年間にわたって安定した水準を維持するだろうとの見解を示した。2013年には台湾のPORスコアが73点に上昇してノルウェーと同じ3位となり、2017年には75点に達して、世界3位にランキングされるだろうと予測している。
 台湾の「オペレーションリスク指数」はシンガポールに次いで2位。BERIによると、台湾の競争力は徐々に高まっており、世界で最も競争力がある国の7位にランキングされている。さらに物流パフォーマンス指数も上昇している。BERIでは、台湾企業のオペレーションリスクが低く、2013年には世界首位、2017年には世界2位となると予測している。
 台湾の「政治リスク指数」はシンガポール、スイス、オーストリア、ノルウェー、オーストラリア、フィンランドに次いで世界7位、アジアでは2位にランキングされている。BERIは、2013年と2017年に台湾の政治リスク指数はいずれも世界7位となると予測している。
 このほかに、台湾の「外貨支払い能力要因」はスイス、オランダ、シンガポールに次いで世界4位、アジア2位にランキングされている。BERIによると、台湾の外貨支払い能力要因には2012年に多少の圧力が存在するが、きわめて短期的なものだという。2013年の外貨支払い能力要因は世界4位、2017年は世界3位にまで上昇すると予測されている。(2012.09)

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