WEFの2012年国際競争力レポート「台湾は世界13位」

J120906Z8・J120905Z8 2012年10月号(J158)

 世界経済フォーラム(WEF)が発表した2012年国際競争力レポートによると、台湾の競争力は3年連続で13位にランキングされた。スコアは3年連続で上昇し、2012年は5.28ポイントで、2007年以来の最高スコアとなった。
 台湾はWEFの2012年競争力スコアが2011年の5.26ポイントから5.28ポイントへ上昇し、総合ランキングは評価対象144ヵ国中13位となった。競争力ランキングの小項目別にみると、「マクロ経済の安定性」が28位、「技術革新」が14位となっている。また「労働市場効率性」は22位(前回33位)、「投資市場洗練性」も19位(前回24位)にそれぞれ順位を上げている。
 経済建設委員会によると、台湾が10位以内に入った小項目は計26項あり、過去最多を記録した。とくに「産業クラスタ形成の程度」、「地元市場競争の激しさ」、「金融サービス料金の安さ」等は5位以内に入っている。
 国別の評価をみると、スイスは4年連続で首位を獲得し、とくに「労働市場効率性」で世界をリードし、最も安定したマクロ経済を有する等、いくつかの領域で高い評価を得ている。シンガポールは2年連続で2位、フィンランドとスウェーデンがそれぞれ3位と4位にランキングされている。
 経済建設委員会によると、WEFは「台湾の国際競争率が3年連続で13位を維持したことは、台湾の競争力が依然高く、アジア太平洋地域において優れたパフォーマンスをみせている6経済体(台湾以外に、シンガポール、香港、日本、韓国、オーストラリア)の一つであることを示している」との見解を示している。(2012.09)

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