台湾研究開発型バイオ新薬発展協会が発足される

J121129Y9 2012年12月号(J160)

 台湾のバイオ・新薬関連企業25社は28日、「台灣研發型生技新藥發展協會(台湾研究開発型バイオ新薬発展協会、略称TRPMA)」を発足させ、永豊余の何寿川董事長が初代理事長に就任した。TRPMAは東洋、友華、杏輝、健喬信元、美時、生達、太景、智擎などバイオ・新薬関連企業25社と、永豊余グループが主導するバイオ関連VC、上智生技創投によって発足された。
 
何理事長によると、TRPMA2つの任務を担っていく。両岸医薬衛生協定のプラットフォームを構築し、中国と台湾の医薬品所轄官庁である台湾食品薬物管理局(TFDA)と中国国家食品薬品監督管理局(SFDA)が提携するのに協力して、双方の研究開発力を統合するとともに、健康保険の薬価において努力し、バイオ・新薬関連企業が全世界に医薬品を販売するようになった後、価格において一定の水準を維持できるようにすることを目指す。
 
何理事長によると、台湾バイオ産業は急成長の段階にあり、台湾で株式を上場/店頭公開しているバイオ企業は、2008年には40社だったが、現在は66社に増え、株式市価総額も950億新台湾ドルから3,400億新台湾ドルへ成長しており、今後4年で3倍以上増えることが期待され、その成長力のほどがうかがわれる。
 
さらに何理事長によると、台湾製薬業界は従来ジェネリック医薬品の製造が主流だったが、研究開発を主とするバイオ・新薬研究開発産業へと邁進している。これは台湾バイオ・新薬元年の到来を意味するものであり、TRPMAは台湾と世界とのバイオ・新薬研究開発に関する提携の窓口となる。(2012.11

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