BERI「台湾の投資環境リスク評価番付は世界4位、アジア2位」

J130118Y8・J130117Y8 2013年2月号(J162)

 経済部によると、米ビジネス環境リスク評価会社(Business Environment Risk Intelligence、略称 BERI)の2012年第3次(12月)「投資環境リスク評価報告」において、台湾の総スコアは72点で、前回と同じく世界4位となった。アジアではシンガポールに次いで2位で、中国、日本、韓国を上回っている。
 また、台湾の投資環境は今回も「1B」に格付けされ、BERIは投資家に「投資コミットメントの維持」をアドバイスするとともに、台湾は積極的に対外貿易関係を推進し続け、特に自由貿易協定の推進に力を入れていこうとしていると指摘している。さらにBERIは2013年に台湾の総スコアが73点に上昇し(順位は依然世界4位)、2017年には75点に達して、世界3位にランキングされるだろうと予測している。
 評価対象世界50ヵ国のうち、台湾の投資環境リスク評価はシンガポール、スイス、ノルウェーに次いで4位、アジアでは2位となっている。中国と韓国はそれぞれ57点(世界14位)、日本は56点(16位)。
 BERIによると、今後2年間に台湾はインフラ整備計画やプライベート・ファイナンス・イニシアティブ(FPI)制度を推進し続け、民間のファンドからインフラ整備への投資を誘致していく。BERIは台湾企業のオペレーションリスクは低く、2013年と2017年の「オペレーションリスク指数(Operation Risk Index)」は世界2位を維持できると予測している。
 台湾の「政治リスク指数(Political Risk Index)」はシンガポール、スイス、オーストリア、ノルウェー、フィンランド、オーストラリア、ドイツに次いで世界8位、アジアでは2位にランキングされている。BERIは、台湾の政治リスクは安定しており、2013年と2017年に台湾の政治リスク指数はいずれも世界6位となると予測している。
 台湾の「外貨支払い能力要因(Remittance and Repatriation Factor)」はオランダ、スイス、シンガポールに次いで世界4位、アジア2位にランキングされている。BERIによると、台湾の通貨政策は安定しており、外貨支払いリスクは下がっている。BERIは2012年第1~3四半期の統計から、台湾は2012年に外国人投資総額が目標の100億米ドルを上回るとともに、台湾は海外からの投資を誘致するため外国人投資の自由化措置を推進していくとみている。さらに2013年台湾の外貨支払い能力要因が世界4位、2017年には世界3位になると予測している。(2013.01)

TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor