BERI「投資環境リスク評価報告」、台湾は1ランクアップで世界3位

J130509Y8・J130508Y8 2013年6月号(J166)

 米ビジネス環境リスク評価会社(Business Environment Risk Intelligence、略称BERI2013年第1次(4月)「投資環境リスク評価報告において、台湾の「投資収益機会総合指数(Profit Opportunity Recommendation、略称POR)」の総スコアは73点だった。評価対象世界50ヵ国のうちシンガポール、スイスに次いで世界3位に番付され、1ランク上昇した。アジアでは2位を占めている。
 
台湾の投資環境は今回の評価において「1B」に格付けされ、BERIは投資家に「投資コミットメントの維持」をアドバイスしている。BERIの報告によれば、台湾は対外貿易関係の強化を積極的に進め、特に自由貿易協定交渉に力を入れている。2014年のスコアと順位は73点と世界3位を維持し、2018年には75点、世界3位となることが予測されている。
 
20131次報告の「オペレーションリスク指数」について、台湾は昨年同様シンガポールに次いで2位。BERIによると、台湾は今後2年間に再生エネルギーやグリーン産業が発展し、政府も中国資本の対台湾投資制限を緩和し続けるだろうと指摘している。BERIでは、台湾企業のオペレーションリスクが低く、2014年と2018年には世界2位となると予測している。
 
「政治リスク指数」について、台湾の政治リスクは低く、シンガポール、スイス、オーストリア、ノルウェー、ドイツ、フィンランドに次いで世界7位(前回8位)、アジアでは2位にランキングされている。BERIでは、2014年に台湾の政治リスクが下がり続けて世界6位、2017年には世界7位になると予測している。
 
「外貨支払い能力要因」について、台湾はオランダに次いで世界2位(前回は4位)、アジアでは1位にランキングされている。BERIによると、2013年台湾の外貨支払い能力要因は進歩し続け、貿易黒字と経常収支のパフォーマンスはいずれもより向上するだろうと指摘している。2014年の外貨支払い能力要因は世界3位、2018年は世界2位にまで上昇すると予測されている。(2013.05

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