世界銀行「世界ビジネス環境の現状」番付で台湾は引き続き16位

J131030Z8・J131029Z8 2013年11月号(J171)

 世界銀行(World Bank)が2013年10月29日発表した「2014年世界ビジネス環境の現状(Doing Business 2014)」報告書(2013年を評価)によると、台湾はビジネスのしやすさを表す「ビジネス環境の現状(Ease of Doing Business, EoDB)」指数の番付が世界の183経済体の中で16位(2012年と同じ)となった。評価指標10項目のうち、6項目の順位が後退、4項目が前進している。
 台湾は2008年10月から世界銀行の「世界ビジネス環境の現状」報告書を基準とした改革をスタートし、2013年10月にはすでに推進して5年が過ぎた。台湾は「世界ビジネス環境の現状」の総合順位は2008年から上昇し続けている。世界銀行は上記報告書において、台湾、韓国、マレーシア等45の経済体ですでに大統領直属又は部署を越えた推進チームが設置され、同報告書を採用した行政改革計画を推進して、大きな成果を上げていると指摘している。
 「2014年世界ビジネス環境の現状」報告書(2013年を評価)によると、2012年に比べて台湾の順位は4つの指標で前進している。「建設許可取得」が9位から7位へ、「不動産登記」が32位から31位へ、「貿易」が23位から18位へ、「契約の履行」が90位から84位へそれぞれ上昇している。これは主に、世界銀行が細項目指標の調査を小幅に修正したことによるものだ。
 行政院経済建設委員会によると、今年ビジネス環境の改革が比較的小規模だったため、世界における順位が引き続き16位となったが、関連部署は今後も積極的に改革作業を積極的に行っていくことにしている。
 上記報告書によると、シンガポールの「投資のしやすさ」は8年連続で世界一となっている。2013年企業にやさしいビジネス環境を構築した経済体トップ10は、1~5位がシンガポール、香港、ニュージーランド、米国、デンマークで、2012年と変わらず、6~10位はマレーシア、韓国、グルジア、ノルウェイ、英国の順となっている。(2013年10月)

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