「2014年経済自由度指数」番付、台湾は17位

J140115Y8・J140114Y8 2014年2月号(J174)

 米ヘリテージ財団(Heritage Foundation)が発表した「2014年経済自由度指数(2014 Index of Economic Freedom)」番付によると、評価対象の185経済体のなかで台湾は17位を占め、前期比で3ランク上昇して、近年では最高の順位となった。また、アジアにおいては5位で、香港(総合順位1位)、シンガポール(2位)、オーストラリア(3位)、ニュージーランド(5位)に次いでおり、日本(25位)や韓国(31位)等を上回っている。
 同指数の評価指標10項目には「財産権の保護」、「汚職の少なさ」、「財政の健全性」、「政府支出の少なさ」、「ビジネスの自由度」、「労働の自由度」、「通貨の自由度」、「貿易の自由度」、「投資の自由度」、「金融の自由度」が含まれる。指標のスコアは高いほど自由度が高いことを示す。総スコアが80~100点は「自由(Free)」、70点~79.9点は「おおむね自由(Mostly Free)」と格付けされる。台湾の経済自由度は73.9点(前回の72.7点から1.2点上昇)を獲得し、「おおむね自由な国(Mostly Free Countries)」と評価された。2014年のスコアが伸びたのは、「金融の自由度」と「投資の自由度」の2項目が大幅に改善されたためだ。
 経済建設委員会のニュースリリースによれば、同指数の報告書で、「台湾はこれまでの20年にわたり市場開放において大きく進展している。とくに金融の自由度は2014年に10点以上上昇しており、これは台湾の銀行の効率、ビジネスの独立性、政府の金融業界に対する管制や介入の程度がいすれも顕著に改善されていることを反映している。また、台湾は優れた投資環境を維持しており、営業所得税(法人税に相当)の税率において競争力が高く、外国人投資に国民待遇を与え、規制を緩和し、投資業種別に開放するなどの具体的な成果をあげているため、台湾は2009年から世界で最も自由な経済体トップ20に名をつらなている」と指摘されている。(2014年1月)
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