台北国際発明展、二千点を超える発明品や技術を展示

J140924Y1・J140911Y1 2014年10月号(J182)

 10回目を迎える「2014台北国際発明展及びテクノマート見本市(2014 Taipei International Invention show and Technomart)」が2014年9月18~21日、台北世界貿易センター第一展示ホールにて盛大に開催された。今年は国内、海外22ヵ国(地域)から二千点余りの発明品と技術が出展され、展示スペース数は1000ブース近くに上った。
 今回の展示場は「発明コンテストエリア」、「テクノマートエリア」及び「特許商品エリア」という三つのエリアで構成され、さらに「発明コンテストエリア」は「国内発明エリア」、「海外発明エリア」、「知的財産局(TIPO)発明イノベーションエリア」等に分かれている。今年は計16ヵ国(地域)から929点の発明品がコンテストに参加した。現在、台北国際発明展ではすでにアジア発明界における最高の栄誉を象徴するプラチナ賞15点を始め、金賞153点、銀賞153点、銅賞201点を選抜している。さらに10周年を迎えるにあたり、世界的に著名な発明家である英国「Institute of Patentees and Inventors(IPI)」の Mark Sheahan会長、「日本知的財産協会」の佐々木剛史副理事長等の専門家をコンテストの審査員として特別に招き、コンテストの国際化と賞の公信力強化を図っている。
 「国内発明エリア」で台北科技大学、中央大学等の大学・専門学校や中華電信を始めとする有名企業・団体が出展している。「海外発明エリア」ではポーランド、韓国、タイ等15ヵ国の発明団体や発明家が出展。さらに「TIPO発明イノベーションエリア」では2013年国内の発明家が有名国際発明展で金賞を獲得した発明品400点から45点を選りすぐり出展している。
 「特許商品エリア」ではすでに商品化された発明品が展示され、参観者に多くの発明品が日常生活にもたらす便利さを体験してもらう。
 「テクノマートエリア」には、5つの政府機関が企画し産官学研の機関が設置した13のパビリオンがあり、政府が研究開発を補助した優れた技術成果を展示している。今年は特別に、米国、英国、ハンガリー等9ヵ国から20の著名な産学研機関と技術取引機関を出展に招いている。展示期間中には10回にわたり技術商談会も開催される。また、発明特許の産業化、商業化に関する情報を提供するために、従来通り「発明特許産業化相談サービスエリア」を知的財産局と工業局が企画し、教育部、農業委員会、国家科学委員会、経済部のエネルギー局、中小企業処、技術処の専門家が相談サービスを提供する。今回はさらに国家発展委員会、台湾証券グレタイ売買センター(GTSM)、貿易局なども新たにコーナーを設置し、資金及び出展補助に関する相談サービスを提供。開催期間中に延べ9万4000人近いバイヤーと消費者の参観が見込まれ、出展企業はいずれも取引のビジネスチャンスを獲得するのに大いに役立つとみている。(2014年9月)
TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor