グリーン技術がAEP適用対象に、グリーンエネルギー産業の特許出願は効率アップ

J140919Y1 2014年10月号(J182)
   知的財産局のニュースリリースによると、世界のグリーン経済が急速に発展し、新エネルギー技術の応用が産業発展の主な原動力となっており、グリーンエネルギー関連産業の需要及び経済効果も拡大し続けている。グリーン技術の革新を奨励し特許審査効率を高めるため、2014年1月から「特許出願に係る発明がグリーン技術に関するもの」を発明特許の加速審査プログラム(AEP)適用事由に追加し、グリーンエネルギー産業に早期特許化と特許布陣固めの効率アップをもたらすことを目指す。すでに8月末現在で、グリーン技術を事由とする加速審査申請が28件に上っている。その申請者の82%は台湾籍であり、発明の技術分野別にみると、太陽光電池、グリーン電力電気自動車、スマートグリッドがトップ3を占め、太陽電池では電極モジュールとフィルム材料が、グリーン電力電気自動車では効率向上のための発電システムがそれぞれ主流となっている。申請者にはIT産業に属さない中国鉄鋼や太陽電池メーカーである茂迪光電等の大手企業が含まれる。
 知的財産局はグリーン技術の研究開発や革新を奨励し、グリーン技術に関連するAEP申請案件を優先して処理し、また台湾グリーンエネルギー産業の重要技術に関する特許布陣固めに対しても顕著な効果を上げるため、各方面からの積極的な利用を歓迎している。出願人がグリーン技術発明のAEP申請を提出するにあたって、特許出願に係る発明が以下の要件を満たすものはすべて申請できる。すなわち発明が(1)省エネ技術、新エネルギー、新エネルギー自動車等の技術分野に関連すること、(2)二酸化炭素排出削減技術及び資源使用削減に関連することを要件としている。(2014年9月)
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