2014年「台湾の国際ブランドトップ20」を発表、華碩電脳(ASUS)が連覇

J141218Y2 2015年1月号(J185)
   2014年「台湾の国際ブランド価値評価」の結果が12月17日に発表された。華碩電脳(ASUS)が連覇したほか、中租控股(CHAILEASE)が初ランクインながら12位にランキングされた。同評価の主催機関は経済部工業局、執行機関は財団法人台湾経済研究院であり、ブランド価値評価の権威であるインターブランド(Interbrand)に委託して行われた。
 工業局のニュースリリースは以下の通り伝えている。華碩電脳は優れた革新力と市場ニーズへの素早い対応によってブランド価値は17.23億米ドルと評価され、連覇に成功した。趨勢科技(TREND MICRO)はワンランクアップの2位にランキングされ、旺旺控股(WANT-WANT)は初のトップ3入りを果たした。また中租控股(CHAILEASE)は金融リース及び関連サービスの分野で傑出したパフォーマンスをみせ、売上高成長率が20%を上回ったため、初ランクインながら12位の好成績をあげ、優れたブランド競争力を示した。総体的にみると、2014年台湾の国際ブランドトップ20は、民生電子、スポーツ/ヘルスケア、IT、リースなどの業種で占められ、台湾全体のブランド成長の原動力は従来のIT業界から徐々に多元化された業種へと移行していることがうかがわれる。
 総合ブランド価値について、2014年台湾の国際ブランドトップ20のブランド価値総額は87.28億米ドルに達している。トータルな健康管理とモノのインターネットという二大ブームの下、ブランド価値の成長率が最も高い業種はIT産業と自転車産業である。例えば、研華科技(ADVANTECH)や台達電子(DELTA)はブランド価値がいずれも20%以上成長し、そのパフォーマンスは瞠目するに値する。さらに華碩電脳(ASUS)、趨勢科技(TREND MICRO)、巨大機械(GIANT)、美利達工業(MERIDA)、研華科技(ADVANTECH)、美食達人(85℃)、台達電子(DELTA)、創見資訊(TRANSCEND)、喬山健康(JOHNSON)、王品餐飲(WOWPRIME)等台湾の国際ブランド企業10社は2014年のブランド価値が2013年に比べて成長しており、台湾ブランド企業による経営努力の成果が現れている。
 「台湾の国際ブランド価値評価」は上場企業・株式公開企業の台湾ブランドで、かつブランド経営が国際化されているものを評価対象としている。本評価はインターブランドが毎年発表している「Best Global Brands」と同じ評価システムを採用しており、量化された企業の「財務分析」、質化された「ブランドの役割分析」及び「ブランド力分析」を結合して、台湾の国際ブランドに対する具体的なブランド評価を行い、世界市場競争力における具体的な位置づけを示している。(2014年12月)

 2014年台湾の国際ブランド価値評価トップ20

 順位

 ブランド名(企業名)

 順位

ブランド名(企業名) 

 1

 ASUS(華碩電脳)

 11

 85℃(美食達人)

 2

 TREND MICRO(趨勢科技)

 12

CHAILEASE(中租控股) 

 3

 WANT-WANT(旺旺控股)

 13

 DELTA(台達電子)

 4

 HTC(宏達国際) 

 14

 UNI-PRESIDENT(統一企業)

 5

 ACER(宏碁)

 15

 TRANSCEND(創見資訊)

 6

 GIANT(巨大機械)

 16

 JOHNSON(喬山健康)

 7

 MAXXIS(正新輪胎)

 17

 D-LINK(友訊科技)

 8

 MERIDA(美利達工業)

 18

 CYBERLINK(訊連科技)

 9

 SYNNEX(聯強国際)

 19

 WOWPRIME(王品餐飲)

 10

 ADVANTECH(研華科技)

 20

 ZYXEL(合勤科技)
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