提訴を教唆し報酬金を要求、「著作権トロール」が起訴される

　39歳の洪○○は弁護士資格を持たず、専門にネット上で海賊版のソフトやビデオ著作物を購入し、さらに自主的に該著作権を享有する企業に対して、自分を訴訟代理人にして、各地の裁判所に告訴状を送り、権利侵害者（販売業者）と和解金の示談交渉を行うように話を持ちかけ、和解金を手に入れたときは、著作権者と山分けにしてきた。件数は2000～2012年の十数年間に少なくとも60件に達し、和解金は1件あたり2～5万新台湾ドルだった。その行為は表面的には海賊版の取締に協力しているようにみえるが、実際には著作権トロールと同じであり、訴訟を教唆したため、台中地方検察署は洪〇〇を律師法（弁護士法）違反で起訴した。（2015年4月）