外貿協会、米ロードアイランド州の投資誘致機関と協力覚書に調印

J150825Y8・J150825Z8 2015年9月号(J193)
  台米双方の経済貿易の発展を促すため、中華民国対外貿易発展協会(Taiwan External Trade Development Council、以下「外貿協会」)は2015年8月24日、米ロードアイランド州の投資誘致業務を担当する機関(半官半民機関)であるRhode Island Commerce Corporation(以下「Commerce Corporation」)と協力覚書に調印した。外貿協会の葉明水副秘書長(Executive Vice President)、外貿協会サービス業推進センターの張正芬主任、及びロードアイランド州政府商務局のStefan Pryor局長(Secretary of Commerce)、Commerce CorporationのDarin Early最高執行責任者(COO)がそれぞれ双方を代表して署名した。双方は台米双方の企業交流、ミッションの相互訪問、市場情報のシェアなどに力を入れるとともに貿易の往来と投資機会を促すことを目指している。
  葉明水副秘書長は、ロードアイランド州とわが国との経済貿易関係は密接であると述べている。2014年わが国は該州にとってアジアで2番目、世界で7番目に大きな輸出市場であり、2015年ロードアイランド州政府上院と下院で台湾に友好的な決議を行い、対台関係をさらに一歩進めている。今回の協力覚書の調印は双方の経済貿易協力にとって新たなマイルストーンとなるだろう。
  外貿協会によると、2014年わが国のロードアイランド州向け輸出額は5970万米ドルに達し、台湾は該州にとって19番目の規模を持つ輸入国である。該州向けに台湾から輸出された主な製品には機器及び部品、光学製品、医療及び手術用機器、鋼鉄製品等が含まれているという。
  ロードアイランド州にとって重要な経済貿易振興機関であるCommerce Corporationは、該州の経済発展促進に力を入れており、企業向けにビジネスや貿易関連のサービスを提供している。該州の経済は健康医療、レジャー及び製造などの産業に重点を置いている。
  さらに葉明水副秘書長は、ロードアイランドでは食品産業とプレジャーボート製造業の競争力が高く、今後外貿協会が主催するフードショウやボートショウ(高雄)に参加することが期待されると述べ、さらにロードアイランド州が台湾に連絡事務所を設置し、協力を強化することを歓迎すると表明した。外貿協会は現在までに米国の商務省、州政府機関、貿易推進機関と56件に上る協力覚書に調印している。(2015年8月)
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