職業訓練学校がソフトを違法複製、侵害額は600万新台湾ドル

　保安警察第二総隊刑事警察大隊偵三隊が先日、台南市の某職業訓練学校で使用許諾を得ていない基本ソフト（OS）と図面作成ソフトを学生と教師に使用させているとの通報を受け、捜査員を派遣して捜索したところ、300セット余りの違法ソフト（マイクロソフト社製ソフト279セット、オートデスク社製ソフト23セット）及びパソコン本体3台を発見した。その権利侵害額は600万新台湾ドル近くに上ると推定される。

　本件に係わる学校は主に台南地区で職業訓練業務を請け負っており、政府が外部へ委託する職業訓練プログラムや中小企業から委託される教育訓練課程などが含まれ、幾度にもわたり政府機関から優良職業訓練機関、傑出企業として表彰されている。本件の捜索において同校の責任者は、ソフトウェアはいずれも合法的に使用許諾を受けていると述べたが、現場で複数のコンピュータが同じシリアル番号のソフトを使用していることが発見されており、明らかに著作権法で禁止されている違法な複製を行った疑いがある。（2015年10月）