インテルと鴻海が了解覚書に調印、共同で5G市場を開拓

J160531Y5・J160531Z5 2016年6月号(J202)
    IC大手のインテル(Intel)と鴻海精密工業股份有限公司(Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.)が2016年5月31日、コンピュテックス台北(Computex)において協力に関する了解覚書(MOU)に調印したと発表した。多数のネットワーク・インフラ技術を共同開発し、通信サービスプロバイダが新しいネットワーク・インフラへ容易に切り替えて、「第5世代移動通信(5G)」のための準備を行うことができるようにする。
   インテルによると、5Gは我々の生活を一新するものであり、スマートシティ、自動運転、様々な新規産業の効率向上を通じて、スマート化とネットワーキング化された社会をもたらす。さらにこの目標を実現するには、ネットワークはより速く、よりスマートで、よりフレキシブルでないとさらに多くのネットデバイスに対応できないため、多くの企業が斬新なデジタルサービスを提供し始めており、データ送信の数量と複雑さは未曽有の成長をみせているという。
   インテルはこの転換を加速するため、鴻海と多数のネットワーク・インフラ技術を開発することを計画している。双方は概念実証プロジェクトを協力して開発するとともに、関連技術について先行パイロットプログラムを推進する。それにはモバイル・エッジ・コンピューティング(Mobile Edge Computing)、クラウドRAN(CloudRAN)、ネットワーク機能仮想化(Network Functions Virtualization、略称NFV)が含まれ、よりスマートで高効率なフレキシブルネットワークを構築する。(2016年5月)
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