2017年米国特許取得件数ランキング、TSMCがトップ10入り
J180115Y1・J180115Z1 2018年2月号(J222)
特許情報調査会社であるIFI Claims Patent Servicesが発表した2017年米国特許取得件数ランキングによると、上位3社は依然としてIBM、サムスン電子、キャノンだった。インテルとLG電子はそれぞれ2ランプアップして4位と5位に番付された。クアルコムは6位に後退している。台湾の台湾積体電路 (TSMC)は9位で横ばい。中国のファーウェイ(HuaWei)はトップ20にランクインしている。
そのうち、IBMは特許取得件数が9,043件で首位を占め、サムスン電子が5,837件でそれに継いでいる。3位のキャノンは3,285件、20位のファーウェイも1,474件だった。TSMCは2,425件で、前年比で6%増えている。
IFI Claimsの統計によると、2017年米国特許商標庁(USPTO)は合計320,003件の特許を許可し、前年比で5.2%増加した。そのうち米国企業が46%、アジア企業が31%、欧州企業が15%をそれぞれ占めた。中国企業はわずか3.5%だが、2017年中国企業は合計11,240件の特許を取得し、前年比で28%増加している。
さらに同統計によると、特許件数の成長幅が最も多かった8つの技術分野は、電子たばこ、3Dプリント、機械学習、自動運転車、成型材料、ハイブリッド車、無人機及び食物だった。(2018年1月)