知的財産局（TIPO）がEUIPOと「台・EU知的財産権の二国間協力に関する覚書」に調印

    知的財産局（TIPO）は欧州連合知的財産庁（EUIPO）とともに2018年1月12日「台・EU知的財産権の二国間協力に関する覚書（MOU on bilateral IPR cooperation）」に調印し、双方の知的財産権協力において新しい一頁を開いた。双方は情報ツールの統合、人材育成、専門家会議、最適化された実務の協調等の協力をともに推進していくほか、国際的な知的財産権に関する議題や双方の法規制の変革及び実務運用について意見を交換して、知的財産に関するシステムとサービスを強化していく。

    長期にわたってEUはわが国の重要な経済貿易パートナーであり、台湾からEUIPOへの出願件数（2016年商標604件、登録共同体意匠677件）、EUからTIPOへの出願件数（2016年商標3556件、意匠1149件）のいずれに関わらず、近年は安定しており、なかでも意匠に関しては顕著に成長している。この覚書をベースとして、双方は相互の理解と協力をより一層深め、双方の産業発展と出願人に実質的な恩恵をもたらす。今後はTIPOとEUIPOは各種協力を通じて、揺るぎない戦略的パートナーシップを築き、完備された知的財産保護環境をともに作り上げ、出願人により良いサービスを提供していく。（2018年2月）