知的財産局、2017年専利・商標出願受理概況を公表

J180205Y1・J180205Y2 2018年3月号(J223)
    知的財産局が公表した2017年専利・商標出願受理概況によると、専利(特許、実用新案、意匠)の出願受理件数は7万3791件に上り、年成長率は2%、とくに特許は5%に達したという。また商標の登録出願受理件数は8万3802件に上り、ここ5年間の最高水準に達している。
    さらに専利出願件数を出願人国籍別にみると、2017年台湾人は4万835件、外国人は3万2956件で、いずれも前年(2016年)比で小幅成長となった。台湾人による専利出願のうち、特許が1万8199件で成長が最も速く、年成長率は8%であった。外国人による特許出願は2万7923件、実用新案登録出願は1206件で、いずれも4%成長しており、意匠登録出願は3827件に達した。さらに国(地域)別にみると、外国人の中でも日本が引き続き最も多く、専利の出願件数は1万3850件であった。2位と3位はそれぞれ米国(7312件)と中国(2674件)となっている。
    商標登録出願を出願人国籍別にみると、2017年台湾人は6万1215件、外国人は2万2587件で、それぞれ前年(2016年)比で6%、4%成長している。また、国(地域)別にみると、中国の出願件数が4830件で年成長率は13%に達し、件数、成長率ともに首位を占めた。日本は3892件で年成長率は6%となり、米国(3684件)を上回り2位に躍り出た。商標出願件数トップ5の国(地域)のうち、4つの国(地域)がアジアで占められ、台湾で積極的に布陣固めを行っていることがうかがわれる。
    知的財産局は多くの加速審査措置を実施して、審査期間を管理しているほか、海外の特許庁と特許審査ハイウェイ(PPH)プログラムに関する協力覚書を新たに調印しており、案件処理期間はここ5年近くで最短の水準に達している。特許は出願からファーストアクション(FA)までの平均期間が9ヵ月以内に短縮されているほか、商標についてはわずか5ヵ月となっており、審査順番待ち案件数はそれぞれ4.4万件、4.6万件にまで減っている。(2018年2月)
TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor