キヤノンメディカルシステムズがACTmedに投資、遺伝子検査技術の許諾獲得

    行動基因生技股份有限公司（ACT Genomics Co. Ltd.、以下「行動基因公司」）はニュースリリースにおいて、キャノングループ傘下にあるキヤノンメディカルシステムズ株式会社（Canon Medical System Corporation）が行動基因公司の日本支社であるアクトメッド株式会社（ACTmed）に投資したと発表した。行動基因公司は同社が単独で所有する技術についてキヤノンメディカルシステムズに実施許諾を行い、これは台湾バイオメーカーが日本大手医療メーカーにバイオメディカル技術を許諾した最初の事例となった。

    キヤノンメディカルシステムズはキャノングループの一員であり、世界的な医療用画像機器（CT、PET、MRI等)のサプライヤであある。CTシステム分野において、キヤノンメディカルシステムズは日本のトップメーカーであり、世界の150ヵ国を超える国と地域に供給している。キヤノンメディカルシステムズは2017年初めに行動基因公司にコンタクトをとり、日米企業を多数含む遺伝子検査会社の中から最終的に行動基因公司を戦略的パートナーとして選んだ。

    キヤノンメディカルシステムズはアクトメッド株式会社を通じて日本市場で遺伝子検査サービスを提供し、行動基因公司は遺伝子検査において最も重要な試薬分析サービスの部分を担当し、日本の患者たちに治療ソリューション、耐薬性モニタリング及び免疫チェックポイント阻害剤の治療評価を提供していく。（2018年7月）