億光電子が瑞衆、亮麗星等を特許侵害で提訴
J221128X1・J221107X1 2022年12月号(J280)
億光電子工業股份有限公司(Everlight Electronics、以下「億光電子」)は2022年11月28日付けのニュースリリースにて次のように伝えた。同社は、瑞衆有限公司(Raider Electric、以下「瑞衆」)と亮麗星有限公司(Liang Rei Shin、以下「亮麗星」)の製造、販売する電球、チューブライト、シーリングライト及びダウンライト等LED製品が、億光電子の台湾特許TWI665406、TWI644055及びTWI553264を侵害しているとして、知的財産及び商事裁判所に特許侵害訴訟を提起し、被告に合計1億新台湾ドル余の損害賠償と特許侵害に係る製品の製造、輸入、販売の即時停止を請求した。
億光電子の主張によると、瑞衆の商品「亮博士」と亮麗星の商品「LiGHTNESS」は、億光電子の台湾特許TWI665406、TWI644055及びTWI553264を侵害しており、これらの特許はLEDリードフレームの封入技術及び構造に関するもので、発光デバイスの生産速度と歩留りを改善でき、かつ発光デバイスの導電性と放熱効果を高め、LED照明のみならず、バックライトや車載LED等にも使用できるという。
さらに、億光電子は11月7日に、知的財産及び商事裁判所に別件の特許侵害訴訟を提起しており、特力屋公司(TLW)、展晟照明公司(Jan Cheng Lighting)及び中国電器(CE)で販売するLED電球、チューブライト及びシーリングライトが億光電子の台湾特許を侵害していると主張し、被告に合計3億新台湾ドルの損害賠償と特許侵害に係る製品の製造、輸入、販売の即時停止を請求した。億光電子は、11月21日に特力屋公司に対する特許侵害訴訟を、12月30日には中国電器に対する特許侵害訴訟をそれぞれ取り下げている。(2022年12月)