台英でETP協定を締結、双方の経済貿易関係にとっての重要な基本的枠組みを構築

　台湾と英国の双方は2023年11月8日に貿易強化パートナーシップ協定（Enhanced Trade Partnership(ETP) Arrangement）を締結した。これは双方の長期的な経済貿易パートナーシップ関係における重要な基本的枠組みを構築するものとなる。
　同協定は、台湾にとって欧州国家とは初めてのより一歩進んだ経済貿易関係の枠組みを構築するものであり、台英双方がよりレベルの高い貿易パートナーシップ関係を構築するだけに止まらず、今後のさらなる交渉のメカニズムや規則を定めている。双方はすでに、デジタル貿易、投資、再生エネルギー及びネットゼロという三つの議題を優先的に交渉し、今後はさらに互いに有利なその他の議題について交渉を拡大し続けていくことに同意している。
　英国は長い歴史を持つ経済大国であり、世界で6番目の経済規模を有し、バイオ、エネルギー、自動車、AI、金融等の産業において世界をリードしており、台湾の産業発展とは相補性が高い。現在、英国はインド太平洋地区における主要国との経済貿易関係構築に力を入れており、台湾と英国との上記協定の締結は、台湾の経済貿易発展にとって極めて大きな意味を持っており、世界の経済貿易ににおける台湾の地位向上に役立つだろう。（2023年11月）