暗号解読版Switchゲーム機の販売で478万余新台湾ドルの不当利得、 オンラインショップ経営者を起訴
J240801X3 2024年9月号(J301)
新北市の林〇〇(男)は2022年末から2023年9月24日までに、蝦皮購物(Shopee)のオンラインショッピングサイトでオンラインショップを開設し、ゲーマーのために任天堂のゲーム機Switchの複製防止暗号を解読し、暗号解読版のSwitchゲーム機と海賊版ゲームソフト等を販売し、わずか1年足らずで478万余新台湾ドルに上る不当利得を得た。
法執行機関の調査によると、任天堂Switchゲーム機には、読み取ったゲームカセットが正規版のソフトウェアであるかを検査、認証し、正規版ではない場合執行できないようにする複製防止機能がある。林〇〇はオンラインショップを開設し、ゲーマー向けに複製防止暗号を解読し、その機能を破壊し、回避する技術サービスを提供して、ゲーマーは林〇〇から暗号解読版Switchゲーム機を購入するか、又はゲーマーが自分で買ったSwitchゲーム機を林〇〇に送って林〇〇が改造するかしていた。情報によると、林〇〇は出所不明の改造用チップを購入した後、Switchゲーム機を改造用チップモジュールに接続し、さらにメモリカードに解読版の執行ファイルを保存してゲーム機のプロセスを変更し、海賊版を検知しないようにした。
2023年8月8日に任天堂は林〇〇のショップに発注して、改造されたSwitchゲーム機とメモリカードを入手した。同年11月29日に法執行機関が捜索を行い、林〇〇の住居から改造用チップモジュール11セット、改造用フラットフレキシブルケーブル(FFC)9本を証拠として差し押さえた。2023年1月1日から9月24日までに林〇〇のショップには578件の取引記録があり、不当利得は478万8761新台湾ドルに上る。検察側は捜査終結後に林〇〇を著作権法違反で起訴した。(2024年8月)