SEMIと経済部が産学官と連携してシリコンフォトニクス産業連盟を発足、台湾半導体を持続的な競争優位と発展に導く

J240903Y5 2024年10月号(J302)

 世界の半導体産業及びAI産業の急速な発展と技術革新に伴い、国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は2024年9月3日に産学官と連携して「シリコンフォトニクス産業連盟(SEMI Silicon Photonics Industry Alliance, SiPhIA)」を発足させた。これによりシリコンフォトニクス技術の発展と応用を促進し、産業チェーンの提携を強化することで、台湾の世界半導体市場における競争力と重要性をさらに高める。
 シリコンフォトニクス技術は、高速、広帯域、低消費電力という優位性を有し、将来データセンターとのデータ伝送のボトルネックを解決するキーテクノロジーの一つであり、世界の低炭素・省エネという流れに応えるもので、未来の世界半導体産業においてホットな技術になるとみられている。
 AI時代の到来を迎えるため、世界各国は関連の研究開発と産業戦略に力を入れている。台湾がシリコン産業においてすでに整備された産業チェーンと技術を確立して世界をリードしており、また万全な知的財産の保障を有していることは、台湾シリコンフォトニクス産業が発展するための優れた基盤となる。今後経済部は産学官と連携して「シリコンフォトニクス産業連盟」を推進し、台湾シリコンフォトニクスクラスターの生態系を構築していく。半導体はわが国が重点的に発展させようとしている「五大信頼産業」の一つであり、連盟の発足を通じて、台湾積体電路 (TSMC)や日月光半導体(ASE)等の大手企業が中心となることで、業界の共通認識をより一層凝集させ、キーテクノロジーの開発や商業化を推進し、シリコンフォトニクス産業の産業チェーンに参加する企業を発展させ、台湾経済に新たな活力を注ぎ込むことができる。(2024年9月)

TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor